えんだより2021年3月分

「わたしがあなたがたを愛したように、
あなたがたも互いに愛し合いなさい。」
<ヨハネによる福音書 13章34節>

「愛を撒く人」

 3月を迎え、今年度も卒園式が近づいてまいりました。
私たち幼稚園の職員にとって、
この3月は寂しさを感じつつも、それ以上に
幸せと喜びを感じる特別な時期です。
卒園式とは、子どもたちの日々の小さな成長が、
積み重なるといかに大きなものであったかを
確認することが出来る日でもあるからです。
 私は牧師として、毎週子どもたちに
聖書のお話をしてまいりました。
聖書には様々なエピソードやメッセージが
収録されていますが、その根本にあるのは
「神さまは私たちを愛しておられる」という
ただ一つのことに他ならないのです。
 最後の晩餐のとき、十字架の死を前にした
イエス・キリストは弟子たちに対して、
「互いに愛し合いなさい」と仰いました。

あなたがたに新しい掟を与える。
互いに愛し合いなさい。
わたしがあなたがたを愛したように、
あなたがたも互いに愛し合いなさい。
互いに愛し合うならば、それによって
あなたがたがわたしの弟子であることを、
皆が知るようになる。
(ヨハネによる福音書13:34〜35)

愛されていることを知るから、
私たちは愛することが出来るようになります。
そして愛することが出来るということこそが、
クリスチャンであることの何よりの証明なのです。
 今、イエス様に愛されて愛情豊かに育った
子どもたちは、これから赴く先々で
愛を伝えることが出来る、素晴らしい人に
なってゆくことでしょう。そしてその働きが
積み重なり、世界は変わってゆくのです。
 愛と恵みを豊かに受けて巣立ってゆく
子どもたち一人ひとりの上に、神さまの
豊かな祝福があることを、いつもお祈りしています。
 

聖句
「わたしがあなたがたを愛したように、
あなたがたも互いに愛し合いなさい。」
<ヨハネによる福音書 13章34節>

讃美歌 「しゅのふっかつハレルヤ」
「ひかりひかり」

月の歌 「春が来た」

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