えんだより2020年4月分

「信仰と、希望と、愛、
この三つは、いつまでも残る。
その中で最も大いなるものは、愛である」
<コリントの信徒への手紙I 13章13節>

「新しい一歩」

 すがすがしい快晴の日が増え、日に日に
春の到来を実感することが出来るように
なりつつある昨今、皆さまにおかれましては、
ご入園・ご進級おめでとうございます。
新型コロナウイルスに起因する一連の騒動で
社会全体が不安を分かち合っている中、
私たちの幼稚園はまさに春にふさわしく、
子どもたちと希望ある新学期をスタート
出来ましたことを感謝するばかりです。
 保護者の皆さまはすでにご存じのことと
思いますが、今年度は幼稚園全体にとっても
特別な年で、私ども朝日幼稚園は1953年以来
の歴史に一区切りつけ、この4月より
認定こども園として新しい一歩を歩み始める
ことになりました。とはいえ、保育の内容
自体に変化はありません。あえて簡単に
ご説明するならば、幼稚園としての幼児教育
の質は守りつつ、保育園のように働く保護者
のサポートをすることが出来るようになった、
とご理解いただければ幸いです。
 実は、舞鶴市内において幼稚園から移行
したこども園は、現在のところ朝日幼稚園
のみです。このことは、他のこども園が
「社会福祉法人」であるのに対し、
朝日幼稚園が「学校法人」であることから
も分かります。これは他園がもともと
社会福祉を目的としていたのに対し、
朝日幼稚園は幼児の教育のために設立された
経緯があるということを意味しています。
言い換えれば、朝日幼稚園はこと幼児教育
においては、どこにも負けない自信がある
ということです。
 近年、世界では今まで以上に、幼児教育
の必要性が議論されるようになってきました。
教育界だけではなく、経済学や心理学、
社会学などあらゆる分野において、幼児期に
適切な教育を出来ているかどうかによって、
社会全体に関わるほどの大きな影響がある
ことが明らかになってきたのです。
 その中で、私ども朝日幼稚園も舞鶴や
日本の将来のために、そして何よりも
子どもたちが楽しい幼稚園生活を送り、
自信をもって素晴らしい将来に歩みだして
ゆくことが出来るように、こども園と
なっても職員一同力を合わせ、
切磋琢磨してゆきたいと思います。

聖句
「信仰と、希望と、愛、この三つは、
いつまでも残る。
その中で最も大いなるものは、
愛である」

讃美歌  「つくしのように」
「なかよくなさいとイエスさまの」

月の歌 「汽車」

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