えんだより2018年6月分

「どんなことにも感謝しなさい」
<テサロニケ人への手紙5章18節>


「「ありがとう」は魔法の言葉」

6月です。花の日訪問、芋苗植え遠足、
父の日参観と園生活に慣 れてきた子どもたちに
楽しい行事が待っています。4月から2ヶ月 間、
子どもたちも実に健やかに育っています。
さて、子どもが健やかに育つためにはたくさんのものが必要です
。食べ物、飲み物、衣服、家、友だち、近所の人、幼稚園、
なによ りも親御さん、そして家族。水や空気もそうです。
ほかにもたくさん のものがまだまだあります。
でも私たちはそういうたくさんのもの や人にその思いを
伝えるということはあまりしていないのではな いでしょうか。

仲の良くない夫婦がいました。二人の相談を受けた人は
ずっと二 人の会話を聴き続けました。
そして一言「これからお二人の間で 一切『当たり前』
という言葉を使ってはいけません。
そのかわりに『 ありがとう』という言葉を
一日5回以上口にするようにしてみなさい 。」と
アドヴァイスしました。二人は最初は渋々、ぎこちなくでしたが
そうしてみました。だんだんケンカが減ってきました。
二人の顔に 相手への笑顔が出てくるようになりました。
一緒に買い物にいっ ても「いつも美味しい料理ありがとう」
「かごを持ってくれてありが とう。運転してくれてありがとう」
と笑顔で言い合う二人は、周りか らも
「仲の良い御夫妻ですね」と言われるようになりました。
そう言 われるとはじめは照れていた二人でしが、
今はこう応えるそうです 。
「そんなふうにいってくれて嬉しいです。どうもありがとう。」 

「当たり前」は元気をなくしてしまう言葉です。
相手がしてくれたこ とを「そんなことは当たり前だ」
と言い続けたらどうなるでしょう。相 手は
何も言わないかもしれませんが、不愉快になることは確かで
す。そしてあなたのために進んで何かをしてあげようとは
思わなく なります。そしてあなたから距離を取り始めます。
「当たり前」を口 に出す方もパサパサの心になります。

「ありがとう」はその反対です。素敵な魔法の言葉です。
やってみ るとわかります。
今まで特に言わなかったことを「ありがとう」を
つ けていってみましょう。「今日も一日ありがとう」
「楽しかったよ、あ りがとう」「新聞とってきてくれてありがとう」
「ゴミ捨てありがとう」・ ・・。
いい慣れてないとぎこちないかもしれませんがすぐ慣れます。
相手も喜んでくれます。人との距離がグッと縮まります。
自分自身 も楽しくなります。
植物も「育ってくれてありがとう」と声をかけると
成長が違うともいわれます。私は動物が好きですが
どんな生き物 でも「会えて嬉しいよ、ありがとう」と
声をかけるとすぐ仲良くなれ
ます。

子どもに感謝を教えるには周りの大人が「ありがとう」
を口に出し ていることです。それを耳にしていると
自然に子どもも「ありがとう 」と言うようになります。
感謝は強制するものではなくて、周りの人 の言葉と
態度を真似て子どもは身につけていくのです。
さあ、神様が与えてくださっているすべてのものに
感謝してみまし ょう。「神様、いろいろなものをありがとう」と
言ってみましょう。今 まで「当たり前」と思っていたものが
「ありがとう」の言葉でキラキラ 輝き始めますよ。
朝日幼稚園は「ありがとう」があふれる幼稚園で す。

天の父なる神様。私たちにたくさんの人々、ものを
与えてくださっ てありがとうございます。
「ありがとう」をつい忘れる私たちです。
おうちの人に、先生に、おともだちに、
たくさんのひとたちに「あり がとう」ということが
できますように。何よりすべてを与えてくださる
神様ありがとうございます。
イエス・キリストのお名前によってお 祈りします、アーメン。


6月の聖書のみことば
 「どんなことにも感謝しなさい」
<テサロニケ人への手紙5章18節 >

讃美歌  「ぱらぱらおちる」「かみさまがつくられた

月の歌 「せんたくごっこ」

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