えんだより2018年4月分

「光の子」
<新約聖書より>


「幼稚園は楽しいところですよ」

     桜舞い散るなか、新しい2018年度が始まりました。
入園されるみなさん、一つ進級されるみなさん、
保護者の方々ともどもにおめでとうございます。
 まず最初にみなさんにお伝えしたいのは、
幼稚園は楽しい場所、ということです。
これは子どもにとってだけではありません。
保護者のみなさんにとってもきっと
楽しい幼稚園ライフがあることを
心に留めていただきたいと思うのです。

幼稚園は保育園とは異なり教育機関で、
管轄も文科省です。そして幼稚園では
教育は保育と結び合わされてなされます。
そのために幼稚園教諭がいます。
長く、また数多く子どもを見てきた教師たちが
ひとりひとりの子どもの個性を受け入れ、
ふさわしい教育保育を行います。
家にいるだけではできなかったことが
幼稚園教育の中でできるようになっていきます。
そして、親御さんたちと連絡ノートや面談、
またちょっとした会話などの機会を用いて
丁寧に子どもの状況を分かち合いながら
子どもの成長をサポートしていきます。
このように幼児期のひとりひとりの
子どもに寄り添い、細やかな分かち合いを
するのには少人数が最適です。
朝日幼稚園は昔から大きな幼稚園では
ありませんでした。その分、その良さを
活かしてひとりひとりの子どもの力を引き出す
少人数教育保育をしてきました。
小学校へあがった子どもたちの活躍を見ると
そのことはよくわかると私たちは思っています。

「保護者のみなさんにとってもきっと
楽しい幼稚園ライフ」と先に記したのは、
ぜひ幼稚園を用いていただいて
親御さんたちが幼稚園を楽しんでいただいきたい
という願いがあるからです。
子どもが良く育つためには、親御さんたちが
明るく楽しくあることがとても大切なことです。
幼稚園にいく子どもたちとなると、
ホントの小さい時のただただ可愛い、
というときとは変わってきますね。
いちいち反対のことを言ってきたり、
わざとのようにオモチャをぶちまけたり、
大きい声を上げたり、動きも早く、
力も強くなって手に負えない感じになることも
出てきます。そんな中で楽しそうにしている
子どもを見るにつけ「子どもは楽しいことは
たくさんあるけれども親にとってはますます
タイヘンナコトバカリ・・・」と思ってしまうことも
あるのではないでしょうか。
そのお気持ちは分かりますし、そのような
親御さんたちの思いとも幼稚園はともに歩んできました。
ぜひ遠慮なさらず、さまざまな悩みや大変さを
私たちにお話ください。まず、話すだけでも
気持ちはかなり軽くなります。そして幼稚園での
子どもの様子を聞くとまたもうすこし軽くなります。
そしてその時、その時のアドヴァイスによって
もっと軽くなります。幼稚園は子どものための
ものであると同時に親御さんである
あなたのためのものでもあることを忘れないでください。
親御さん、幼稚園などの、子どもの成長を
喜びあえる人々に囲まれていることこそが
子どもにとってもっとも良いことなのですから。
幼稚園での時は3〜4年です。そしてこの時は
長い人生の中でもっとも大切な時と言っていい
と私は思っています。
保護者会やさまざまな行事などで皆様のお力を
お借りします。どうぞ手を携えて
神様からいただいた宝である子どもの成長を
見守り喜びをともにいたしましょう。

天の父なる神様、ひとりひとりの素晴らしい
子どもを私たちに備えてくださって感謝を
申し上げます。子どもたちが神様の守りの中で
豊かに成長していく姿をともに喜びながら
歩むことができますように。子どもたちに、
保護者のみなさんの上に豊かな祝福を
注いでください。
救い主イエス・キリストのお名前によって
お祈りいたします、アーメン。

4月の聖書のみことば
 「光の子」
<新約聖書より >

讃美歌  「てをあわせ」「どんなにちいさいことりでも」

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