えんだより2015年4月分

「神は愛です。」
<新約聖書 ヨハネの手紙第一 4章16節>



「新しさは喜び」

  春の良き日に、朝日幼稚園にご入園、またご進級
おめでとうございます。ご家庭の宝であるお子さんを
朝日幼稚園におあずけいただいた保護者の皆様に、
心より感謝申し上げます。私たちもその信頼にお応え
すべく全力を注いでまいります。
 
 4月はまずは新しい環境に慣れることが第一となります。
新しく入った子はもちろんですが、在園の子であっても、
いろいろな変化がありますから、そのことに慣れ親しむことが
最もよい一年のスタートになります。ふだんはあまり意識
しないことかもしれませんが、幼いうちからこのような変化を
経験していくのは単に年齢が上がり、年度が変わるということ
ではありません。それは将来のための欠かせない備えでも
あるのです。

 私たちが生活していく中で様々な変化は避けることは
できません。小学校、中学校、高校、大学、就職、転居などなど、
年齢を経るごとにその変化は大きくなります。そこには
不安や戸惑いがある程度はあります。けれどもそれに勝る
喜びや未来が多くあることを、子どもの頃から経験していくと、
変わることは希望であることが分かるようになります。変わること
は嬉しいこと、楽しいこと、希望にあふれたこと、という思いが
重ねられていくことが大切なのです。そうすると新しい環境に
入っていくことが苦ではなくなります。むしろ楽しみになっていきます。

 生活の中での折々の変化を嬉しいという思いで迎えられるか、
反対に嫌だという思いで迎えるか、ではどちらが良いかは言うまでも
ありません。このことの積み重ねが後のちの生き方に大きな
影響を及ぼすことになるのです。

 そうはいっても幼児ですから、思うようにいかないことも
多々あることでしょう。幼稚園はそのために万全の備えと
体制をとっていますのでどうぞご心配なく。子どもに向き合い、
保護者の方々との連絡対話を大切にして、教師間でも連絡を
密にしてひとりひとりの子どもに最適の対応を取れるように
しています。

 新しい環境に慣れることは自分ひとりの力だけでするものでは
ありません。そこには必ず助けてくれる人がいるという人間への
信頼感も、支えを受ける中で育まれます。そして自分がそこでの
新しい課題をこなしていけることによって人間としての自信が
生み出されます。

 朝日幼稚園では毎日礼拝をします。クラスでは短く、
全体では月曜日、水曜日に集まって礼拝をします。
そこで身につけてもらいたいことは、神が自分のことを
この上なく愛していてくださる、ということです。ご家庭から、
そして教師たちから、たくさんの愛をいただいている
子どもたちです。そしてさらに神という大きな方がおられて、
自分を慈しみ、大切にしてくださっているということを
知ってもらいたいのです。大きな愛に包まれていることを
知ると、人の心は安定します。神と人に愛されている自分を
知ることは大きな力になるのです。今月の聖句はそのことを
示す最も短く最も大切な言葉を選びました。子どもたちは
すぐに覚えますが、皆様もぜひ「神は愛です」と口にして
みてください。心が暖かくなり力が湧いてきます。

 幼稚園では子どものための保護者の方々の行事などへの
積極的な参加をお願いしています。卒園した多くの方々が
言われることですが、幼稚園の時は最も子どもに親しく
ふれあえる二度とない機会です。お母様方はもちろんですが、
お父様方の参加も大歓迎です。行事予定表をご覧のうえ、
お仕事のやりくりをしていただき、今より参加をご予定ください。
誕生会もご参加下さい。

 様々なことで皆様方のお世話になります。ご意見・ご希望なども
どうぞお寄せ下さい。

 私たちを愛していてくださる天の父なる神様、あなたの愛と
恵みのうちにこの一年を祝福してください。イエス・キリストの
お名前によって祈ります、アーメン。






聖句 「神は愛です。」
<新約聖書 ヨハネの手紙第一 4章16節>

讃美歌 「おててをパチパチ」「わたくしたちは」

今月の歌 「ぶん ぶん ぶん」

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