えんだより2015年1月分

「天の父は求める者に良いものをくださる。」
<新約聖書 マタイによる福音書より>



「本当の求め」

     新年を迎えました。新しい年を子どもたちも保護者のみなさんも
新たな希望や願いをもって始められたことでしょう。みなさんは
どんなお願いを持たれたでしょうか。親子でそんな会話を交わされたり
したでしょうか。ひとつおききしたいのですが、それはみなさんに
とって本当の願いとなっていたでしょうか?もしかすると何日か
経つとすぐ忘れ去ってしまったというのならば、残念ながらそれは
本当の願いではありません。
  本当に自分自身に必要で求めずにはおれないことであり、それが
良いことであるならば、その願いはその人の心の中から決して
消えることはありませんし、消すこともできないはずです。そのような
心に刻みつけられたような願いこそが本当の願いなのです。
 そのような本当の願いのことを聖書のみことばでは「求め」と
言うのです。天の父なる神は私たちの「求め」を喜んでお聴き
くださいます。私たちの天の父はケチな神ではありません。
求める者には必ず応えてくださる神なのです。


 ただし、神は与えてはくださいますが、それをそこまで取りに
行くための道のりは自分自身で歩んでいかなければなりません。
その道のりのことを努力とか計画とか忍耐とか苦難とか
言うのです。神は私たちの将来のある時に、「求め」の実りを
そっと置いておいてくださいます。それを私たちは受け取りに行くのです。

 
 つまり「求め」は神に求めることであると共に自分自身に努力、
計画、忍耐、苦難を求めることでもあるのです。その自分自身への
「求め」をしなければ、神への「求めの答えも何処かへ行ってしまう
のです。取りに行こうとしないで神はなにも与えくださらないと
いうのは、まったくの思い違いで、とてももったいないことです。
 本当に「求め」を持っている人には希望と進むべき道のりが
あるのです。与えられている時は誰にでも平等に365日です。
そのどのあたりに父なる神が実りを置いていてくださるかは
私たちにはわかりませんし、わからないから面白いとも言えるでしょう。


 あなたの「求め」は何でしょうか。子どもの「求め」は何でしょうか。
一年ではなく、何年も。長い年月がかかるかもしれませんが、
本当の「求め」さえあれば夢は必ずかないます。


 三学期の日々が子どもたちにとって、希望の道のりの日々で
ありますように。ばら組にとっては特に幼稚園最後の時になります。
全力で幸いな日々を過ごすことができますようにと祈ります。
役員を始めとして保護者のみなさんにも様々なご協力をあおぎます。
よろしくお願いいたします。まずは1月22日(木)の餅つき大会に
男手を必要としています。ふるってご参加をお願いします。また、
もっとも寒い時期を迎えます。手洗いうがい、食事、睡眠、生活習慣
など子どもたちの健康管理を重ねてお願い致します。
 みなさんの上に天の父なる神の祝福をお祈り申し上げます。


 私たちの求めを確かに聞き届けてくださる天の父なる神様。
そのような求めを持つ心を私たちに与えてくださったことを
感謝いたします。すぐにあきらめたり、サボったり、やるべきことを
やろうとしない私たちの弱い心を強い心にしてください。神に
そして自分自身に強い「求め」をもって一日一日を積み重ねて
いくことがきますように。三学期の毎日もお守りください。
イエス・キリスト様のお名前によって祈ります、アーメン。




聖句 「天の父は求める者に良いものをくださる。」
<新約聖書 マタイによる福音書より>

讃美歌 「わたしたちのともだちに」「いちわのとりさえ」

今月の歌 「もちつき」

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