えんだより2005年1月分

恵まれた方。主があなたと共におられる。
<ルカによる福音書1章28節

朝日の応援団長!
 私は、この2004年のクリスマスの季節に、
何回クリスマスと名のつく集会に、出席したことでしょう? 
幼稚園の子どもたち、と一緒にお祝いしたクリスマス、
だけでも4回ぐらいは、あったと思います。
それに加えて、保護者の方々と一緒に、お祝いしたときもありました。
そして、教会の方々と一緒のとき、また教会学校といって、
教会にきている子ども、と一緒のクリスマスもありました。
すべてが印象深く、思い出に残るクリスマス、ばかりでした。
そのように、思い返してゆきますと、先月は
来る日も来る日も、クリスマスであったように、も思えます。
私は、この楽しい月が大好きですから、
それにこんなに楽しいクリスマス、が続くのなら
毎月クリスマス、を月の25日にお祝いするとよい、と思いました。
そのまま、教会の方にお話しましたら、
その方は「私は死んでしまう!」、と話していました。
たしかに、このクリスマスの楽しさ、の背景にはさまざまな方、のご奉仕や
協力があって、そのことがあったからこそ、
みんなで楽しむことができた、のでした。
そのような意味では、幼稚園の保護者の方々も、
見える部分におきましても、また見えないところであっても、
それぞれの方のご奉仕がありました、ことを感謝いたします。
それは、現保護者の方ばかりでなく、
卒園児の保護者の方々にまで、いたります。
その方々と、このクリスマスの中で、じかに触れ合う経験を通して、
「本当に、朝日幼稚園は愛されている、幼稚園だな。」、
とこころから思いました。
これだけ、応援団員がたくさんいて、困ったときや大きな行事のとき、
には集まってくださる、というのは力強いです。
お時間に余裕のある、方などなかったでしょう。
むしろ、ご自分の時間を割いて、
幼稚園に足を運んでくださり、協力してくださったことでしょう。
ここで、あらためて感謝をいたします。
この多くの方々、と一緒に過ごしたクリスマス、のなかで私は聖書の話を、
説教を何度もしました。
すべてが、ポイントは別々でしたが、すべての、説教のはじめに読みました、
聖書の箇所は「マリア」にちなんだ、箇所ばかりでした。
それは、新約聖書のルカによる福音書、の1章というところに書いてある、
イエスさまが誕生する前の、マリアと天使との物語の場面です。
 きっと、みなさんも思い出す、ことができるはずです。
そのような、私がクリスマスに語った、聖書の話(説教)のなかで、
お聞きになった方々から、たくさんの反響があった、ものに
キャンドル・ライト・サービス、の説教があります。
それは、クリスマス・イヴの夜に、
ろうそくの炎と讃美歌、で織り成す礼拝のことです。
トーンチャイムの演奏や、独唱してくださる、方もおられ
こころは自然と、聖くされます。
イヴの夜に、7時からですからさすがに、「教会まで来ることは無理」、
という保護者の方が多かった、に違いありません。
それでも、朝日の方でお子さんを連れて、
キャンドル・ライト・サービスに来てくださった、方がありました。
終わったあとに、短い自由な茶話会があった、のですが
そのところで朝日の、保護者の方と子どもたちと、にお会いしたときには、
嬉しすぎてちょっと興奮、してしまいました。
ちょうど、そのキャンドル・ライト・サービスで、私が説教しましたときに、
「揺るがない希望をもって」、という題でほんの15分程度、語りました。
茶話会のとき、あるご婦人が駆け寄ってきて、
「一言ひとこと胸に迫るような、思いで聞きました。」、と話してくださいました。
この方は、朝日の方ではないのですが、つづけて
「私も先生が話していた、ように冬は好きになれません。」、と言われました。
 私が説教のなかで、
「こんな一年のうちで、もっとも好きな季節で、
冬が選ばれることも、きっと少ないでしょう。
ウィンタースポーツができる、から冬が好きと言う人は、いるかも知れません。
しかし、一年のうちで一番寒い季節、だから冬が好きである
、とか最も暗くて陰気だから、この季節が良いのです、
などと言う人はちょっと、変わっている人です。」、と語ったからでしょう。  
そして、「でも、先生の話を聞いてたら、
気持ちが晴れるてゆく、ような気がしたわ。
いつも、聞いていたらそれこそ、いつも晴れるのかしら。」
、と言ってご婦人は、笑いました。
私は、すぐに
「そうです。神さまが一緒にいてくださる、なら気持ちは晴れてゆくんです。」
と真面目な顔をして、答えました。
まさに、キャンドル・ライト・サービスの説教、のポイントはそこにありました。
 みなさんは、気持ちが晴れているでしょうか?
 いつも、揺らぐことのない希望、をもってますでしょうか? 
私は、このクリスマスにまた、希望をいただきました。
それは、朝日には応援団員がたくさん、いてくださることを知った、からです。
その方は、どこかの時点で朝日と交わり、
これまでも朝日と一緒に、歩んでこられたし
これからも、そうしてくださると信じる、からです。
誰かが、いつも共にいてくださる、ことは私たちの希望です。
私たちのこころを、晴れやかにしてくれます。
さらに、聖書は「あなたと共に歩んでいる、のは人ばかりではない。
『主(神さま)があなたと共におられる』のだ。だから、あなたは『恵まれている』。」、
と語ります。私たちには、人だけでなく神さまが一緒に、歩んでくださる、
と言うのです。これ以上の恵みはないでしょう。
つまり、「朝日の応援団長」は、神さまということです。
この方が、私たちのこころを本当に、晴れやかにしてくださる。
希望のないところに、希望を生み出してくださいます。
この新しい年も、すべての不安と心配に、揺らぐことのない希望を、
主より与えられるように、一緒に祈りましょう。

――神さま。
朝日には、たくさんの応援団員が、いてくださいます。
そして、さらにあなたが応援団長、となってくださいます。
こんな力強いことは、ありません。
どうか、私たちの曇っている、こころを晴れやかにしてください。
日本を離れている子を守ってください。
朝日をしばらく離れる子、とその家族を顧みてください。
新しい命の誕生を喜ぶ者、待ち望む者を祝福してください。
来年度の朝日幼稚園、の園児が満たされますように。
イエスさまのお名前を通して、み前におささげいたします。
           ―アーメン

聖句 恵まれた方。主があなたと共におられる。
(ルカによる福音書1章28節)
賛美歌 「いつくしみ ふかき」 「うつくしい あさも」

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