府立医大病院入院 化学治療2回目

今度の化学治療(1クール2回目)はきつい薬なので、
府立医大病院に入院しておこなうことになった。
前回と同じように、子ども室に入った。

点滴から薬を3日間に分けて入れる。
最初の1日目から
激しく何度も吐いた
吐いている以外はぐったりと寝ていた。
寝ているだけでもものすごくしんどそうだったが
親はみているしかできなかった。
窓の外からは葵祭りのお囃子がきこえていたが
セリカはただただ苦しそうに寝ているばかり。
あまりにもしんどそうな状態に、
「こんなひどい目にあって、本当に効果あるんですか?」と
その場にきてくれた研修医(前とは違う先生)に愚痴った。
「しんどそうにしているということは、
それだけがん細胞にもきいているはずですから。
難しいところなんですが、今はがんばりましょう。」と
言われた。(今思うとほんとに大人げない。
研修医の先生、すみませんでした。)

抵抗力が落ちているところで、
中耳炎を併発した。
すぐに耳鼻科受診をさせてもらったが、
このときあいた鼓膜の穴はずっとふさがらず、
後に手術することになる。
(二度手術したけどそのあともあいたまま)

治療を終えて退院したら
ディズニーランドにいこうと言っていた。
長女はまた夫の実家に預かってもらったが
みんなそれを楽しみにがんばった。
それ以外にも、動物園や水族館、いろんなところにいった。
「セリカは大丈夫」と思っている心のすみに、
いつも「2年」という言葉がちらついていた。

ミッキ-にあやされて泣くセリカ ぬいぐるみは大丈夫

左92.7.13 ミッキーにあやされて泣くセリカ。着ぐるみが怖かったみたい。
右 ぼうしをかぶってにっこり。ぬいぐるみは大丈夫。

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