今まで把握していたセリカの晩期合併症
(2022年春までの時点で)

知的障害・精神発達遅滞
 年齢を経るごとに一般の子との
 差が大きくなっていきました。
 小学校入学時から障害児学級(支援学級)へ。
 現在 療育手帳A


体温調節が下手
(普通の人よりは苦手というレベル)
 下垂体に放射線があたっているので
 その影響と言われました。


成長ホルモン分泌不全
(以前は下垂体性小人症と言われていた)
 低身長のため成長ホルモン投与。治療終了。


歯牙欠損
 永久歯が8本欠損していると
 17歳のときに歯科で判明。
 (学校での歯科検診は毎年受けていたけど
  気付かれず。)
今も乳歯ががんばってます。


その他実生活に特に影響はないですが
背骨の伸びが悪いため足が比較的長く
腰の位置が高いため、低身長でも
実際にはもっと大きくみえるので
かえって助かっています。
頭のサイズも小さいです。

検査がうまくできないので確定ではないですが
たぶん難聴もあり。
(日常生活に支障のない程度)


身体障害者手帳二種3級ももっていますが
手術による後遺症かと。
(こういうのも晩期合併症というのかは知りません。)

ちなみにホームページ公開当時(1999年)には
以下のようにに書いていました。

晩期障害について

放射線をあてたときにすぐおこる副作用として
むかつき、倦怠感、脱毛、白血球減少、
照射場所の軽い皮膚炎などがあげられるが、
照射後、何年もたってからあらわれる症状を
晩期障害という。
セリカの場合、脳下垂体に放射線があたっているために、
自律神経の働きが悪いらしく、体温調節が下手だ。
夏は汗をかきにくく、すぐ真っ赤な顔になる。
幼稚園でも学校でも、暑い時期は、
クーラーバッグに冷たいタオルを
用意してもらっている。
汗はまったくでないというわけではないので、
症状としては軽い方だそうだ。
ただ、暑いときに、直射日光のもとに出るのは
自殺行為だそうで、
鍛えればなんとかなるというものではないので、
熱中症にならないように
自分で気をつけることが大切だ。
最初は夏だけかと思っていたが、
先生によると、寒い時期も同じだそうだ。
そういえば寒い夜、自力ではなかなか手足が
暖まらないので、寝るときにはあんかを
入れてやっている。
成長ホルモンの分泌も悪く
(小学二年生の時に検査をした。)
低身長で下垂体性小人症という病名がついている。
さらに、小さい時期に全脳照射しているので、
知的発達に遅れがみられる。
国語はひらがな、かたかな、漢字少々の読み書きが
できるが数の概念がないようで、ひとけたの足し算と、
10までの引き算がやっとである。
見た目は普通に見えるが、行動全般、
同い年の子よりかなり幼い。

2008.7.24追記
永久歯の欠損もありました。
奥歯から2・3本目左右上下8本欠損しています。


 算数に関しては今では10までどころか
 ほぼできないに等しいです。
お金の計算はできません。
寒い時期の手足は冷たいままで
昼はカイロ、夜はあんかが必須です。



当時の説明できいていた話(2022.8追記)

古い記憶なのでうろ覚えではありますが
当時、放射線の影響でおこるかもしれないと
きいていたことは、知能の遅れが出るということと
放射線のあたった場所の骨の伸びが悪い
ということだったと思います。
背骨・・下半身は普通に伸びるので足が長くみえる。
頭の上半分・・下は普通に成長するので
    しもぶくれ、例えばおたふく顔のような形になる。
これはまさにその通りになりました。
歯の話はなかったしホルモンの話もなかったような・・
なんといっても30年前のことなので。